自作PCのスケールアップはトラブル祭りだった
今回、PCのスケールアップをやってみて、正直もうコリゴリという感じです。マザーボードからは煙出るし、VirtualBoxゃDockerコンテナもエラーで起動出来なくなるし。
次また自作する機会があったらメモリやHDDの増設くらいに留めておきたいと思う、今回の作業でした。
序
2020年に作った自作PCですが、特に不満はなかったのですが、当時は手が出なかっただろうレベルのCPUも購入できる金額へ下がってきたので、思い切ってRyzen 7 5700Xへ変更することにしました。
コア数が2つ増えたり、キャッシュが大きいのも魅力的です。
変更したパーツ(ついでも含む)
- CPUをRyzen 5 3600 >> Ryzen 7 5700X に変更
- CPU FUN を新調 DeepCool AP400
- 裏配線でなかったケース >> ピラーレスケースへ変更
今思えば大きいトラブルと思ったが、小さいトラブルあり
マザーボードは、自作した当時の計画でCPUはそのうち交換しようと思っていたので、ちょっと良いMSI X570 Gaming Plus だったので、これをそのまま使います。CPUの交換を見越して、BIOSは今年の春にアップデート済みでした。なので当時は発売されていなかったX5700でも認識してくれるはず、という状況です。
交換作業
CPUを交換して、新しいFUNを取り付けて・・・。
最初、パーツを認識しないというトラブルもあったのですが、組み立て直したら起動するようになり、CPUやメモリ、GPUの認識もOKでした。
OSも通常起動出来ましたが、VirtualBoxとDockerがエラーで起動してくれませんでした。
VirtualBoxのエラー
Lockdown: modprobe: unsigned module loading is restricted; see man kernel_lockdown.7
Dockerのエラー
docker: Error response from daemon: failed to create shim task: OCI runtime create failed: runc create failed: unable to start container process:
このエラーは後ほど解決。
大トラブル発生
そこでOSのアップデートを実行したのですが、アップデート中に突然のPCダウン。その後、起動しなくなってしまいました。
EZ Debug LEDを見るとCPUの所でエラー表示、CPU用の電源を抜くとFUNがちょっと回る状態、挿すとなんの反応もなし。
開き直って、最新のBIOSが公開されていたので、もう一度BIOSのアップデート。
するとCPUの電源周辺のチップがスパーク、煙が出てきました・・・なんてこった。完全に逝ってしまった。OSのアップデート中のPCダウンの原因はマザーボードだったのだろうか・・・?
パーツのチェック
こちらの情報のおかげで電源はとりあえず大丈夫そう。FUNは回りました。
CPUもメモリもビデオカードもさっきまで動いてた。
ここで開き直り
ここでマザーボードを交換する決断が下せました。やっぱりこのまま使うには怖い。
新しく買ったのは
同じくMSIの MPG B550 GAMING PLUS/A ATX
ホントはTOMAHAWKの方が欲しかったけど、少々お高くて、納期も1ヶ月後だったので諦めて、こちらにしました。購入後すぐに2000円以上下がったのはショックでしたが・・・
交換後
注文後の数日でマザーボードも到着し、交換作業もトラブルなく、順調起動できました。
仮想化環境のエラー
kernel_lockdownのエラーですが、BIOSの設定で、secure bootをDisableとすることで解決しました。
以上になります。またお会いしましょう