LinuC304の資格を受けるために、KVMの実践環境を構築した

Haikuのディスクトップ画面
LinuCの304の試験を近いうちに受けようと思いました。304は仮想化や高可用クラスタの資格試験です。
KVMXenの勉強するため、どうせ勉強するなら実践したほうが身にも為にもなるかなと思い、
VirtualBox上にLinuxをインストールして実践環境を構築してみることにしました。
  • VirtualBox(Ubuntu18で動いています)
  • ゲストOS:Linux Mint20-3
  • ゲストOS上のゲストOS:Haiku (BeOS)

構築開始

ゲストOS(ディストリビューション)はミントちゃんで有名な(?)Linux Mintを使ってみます。初めてです。

Ubuntu上のVirtualBoxへLinux Mintのインストール

こちらが詳しいです。インストール、設定など特に迷わずに進めます。 デフォルトのままだと画面が小さいので変更します。 こちらなどを参考に設定進めます。 私の場合はUbuntuですが、VBoxGuestAdditions.isoのパスは
/usr/share/virtualbox/VBoxGuestAdditions.iso
にありました。

ミントちゃんにSSH接続できるように設定

VirtualBox側

ネットワーク -> ホストオンリーアダプターと設定しますが、

アダプタ2などアダプタ1以外に設定するのがミソでしょうか。

Linux Mint側

$ sudo apt install openssh-server
$ sudo systemctl status sshd
(ブリッジアダプタの設定が未だ)

KVMのインストール

Intel VTかAMD-Vを使用するようにVirtualBoxの設定

システム -> プロセッサ と辿り、ネステッドVT-x/AMD-Vを有効化にチェックを付けます。
VirtualBoxでのKVMのための設定

Linux MintにKVMをインストール

$ sudo apt install -y qemu qemu-kvm libvirt-daemon libvirt-clients bridge-utils virt-manager
$ sudo systemctl status libvirtd
$ lsmod | grep -i kvm
ネットワークの設定はこんな感じになってました。

VirtualBoxの設定(ネットワーク)

ネットワーク -> アダプタ2と進み、以下を設定します。
  • 割り当て:ホストオンリーアダプター
  • 名前:vboxnet0 (ここはそれぞれの環境に合わせる?)
ここまでくれば、やっとゲストOSを構築したり色々た試験のためのコマンドを試せそうです。

SSHで接続してみる

Linux Mintのenp0s8に設定されているIPアドレスにアクセスします。
$ ssh [ユーザ名]@192.168.56.102

libvirtなども触ってみる

参考にさせていただいて、これから勉強していこうと思います。
$ sudo systemctl status libvirtd
$ virt-manager

BeOS(Haiku)を使いたい

今はHaikuと名称が変わってるんですね。

以前まだMacOS9の時期、いわいゆるアップルが瀕死だった時、NextStepかBeOSのどちらを次期OSに採用するかという事がありました。
BeOSのデモをPowerMac8300で動かした私は、てっきりBeOSを採用するものだと思っていました。動画とか複数再生しても滑らかに再生されたのは、ちょっとした衝撃を受けたものです。もちろん、NextStepは触ったことがない経験値での判断でしたが。
しかし採用はNextStep、その後BeOSは衰退の道を辿ってしまいます。
ライセンス上、難しいのは分かっていたのですが、それでもBeOSは機会があれば使ってみたいと常々思っていました。

Haikuを使ってみる

Haikuに名を変えたBeOSを使いたい!を叶える。
テスト用にKVMでインストールしてみようと思います。インストールはこちらが非常に参考になりました。

ダウンロード

まずはダウンロードの準備です。
t-getを使ってtorrentでダウンロード
OSイメージをダウンロードするのにtorrentを使いたかったので、t-getなるものが手軽で良さそうだったのでインストールしました。
動かすにはNode.jsも必要みたいです。
$ curl -sL https//deb.nodesource.com/setup_16.X | sudo -E bash -
$ sudo apt update
$ sudo apt install -y nodejs
$ node --version

$ sudo apt install npm
$ npm --version

$ sudo npm i -g t-get
只今の最新版のHaiku beta3をダウンロード
今現在のHaikuはbeta3で、適当な場所へダウンロードします。
$ tget https://cdn.haiku-os.org/haiku-release/r1beta3/haiku-r1beta3-x86_64-anyboot.torrent
以下のコマンドでKVMで使えるOSの一覧が取得出来ます。
$ sudo apt install libosinfo-bin     # インストールされていなかったらインストールを実行
$ osinfo-query os
Haiku R1/Beta1が表示される
実行すると、Short IDの欄にhaikuの文字がありました。

virt-managerを立ち上げる

まだvirshでやるには敷居が高いので。
KVMのvirt-manager, iso選択画面
Haiku R1/Beta1が最新のようでしたが気にせずに、これをChoose the operating system you are installing:に指定して 後、メモリやら割当CPUやらディスクサイズやら指定して、実行することが出来ました。
設定があるのかもですが音は出ないようです。
Haikuのディスクトップ画面
以上になります

鹿児島県の出水市という所に住んでいまして、インターネット周辺で色々活動して行きたいと思ってるところです。 Webサイト作ったり、サーバ設定したり、プログラムしたりしている、釣りと木工好きなMacユーザです。 今はデータサイエンスに興味を持って競馬AI予想を頑張ってます。

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