NASマシーン自作機を組み立てて、FreeNASをインストール

2019.08.15

自作PCのパーツを少しバージョンアップしました。

  • メモリ:8GB → 20GB に増設
  • ハードディスク:1台増設して、RAID 1 → RAID Z へ変更

久々の自作機です。
NAS用だったので、出来るだけ小さく、出来るだけ省電力に・・・、HDDは予算の許す限り良い物を!というテーマでパーツを選んだ結果、下記のような感じに落ち着きました。
初のMINI-ITX、オンボードのCPUです。

  • CPU+MB: ASRock J4105 ITX (CPUオンボード)
  • メモリ: シリコンパワー DDR4-2400(PC4-19200) 4GB×2枚
  • HDD: シーゲート IronWolf 4TB 2個
  • 電源: SilverStone SFX電源300W (SST-ST30SF-V2)
  • ケース: RAIJINTEK METIS PLUSシリーズ Mini-ITX
  • OS起動メディア: USBスティックメモリ 32GB

約5万数千円で揃いました。

OSはFreeNASですが、メモリが最低8GBという事でしたが、大丈夫だろうという軽い気持ちで、このままやってみようと思います。

HDDはケースの関係で3.5インチが2台しか積めないので、RAID-Zは諦めてZFSミラー(RAID1)でやってみようと思います。

前準備

OSのダウンロード

FreeNASのダウンロードサイトより
FreeNAS-11.2-RELEASE.isoをダウンロードしました。

インストールディスクの作成

USBスティックメモリを2つ用意しました。

インストールディスク用

と、

起動OS用

です。

インストールディスク用はインストールが完了すれば必要なくなるので、持っていたのをフォーマットして使うことにしました。

FreeNASをダウンロードしたら、こちらをMacに挿して次のコマンドを実行します。

(/dev/disk3などは環境によって違うと思うのでご注意を。)

  $ diskutil list
  $ diskutil eraseDisk MS-DOS UNTITLED /dev/disk3
  $ diskutil unmountDisk /dev/disk3
  $ sudo dd if=~/Downloads/FreeNAS-11.2-RELEASE.iso of=/dev/disk3 bs=1m

インストール

ここから自作機での作業です。

インストールディスク用のUSBを自作機に挿して電源をオン!
FreeNASのインストールディスクの選択画面が出てきたら起動OS用のUSBを挿してスペースで選択します。

インストールは20分ほど、リブートしてさらに30分ほど待ちました。

設定・インストールなど参考にしてください

詳しくは下記リンク先に詳しく丁寧に書かれているので参考になると思います。
ありがとうございました。

ここまでは意外とすんなりと行きました

その後、Sambaの設定して、TimeMachineの設定をブラウザから設定しました。ブラウザから設定出来るというのが便利ですね。

久々の自作機しかもITX、FreeNASも初めてと、一筋縄では行かないだろうと予想していましたが、意外とすんなりと動いてくれました。開発者に感謝です。

メモリ8GBでもOKかな

メモリは8GBじゃ苦しいかなと思ってましたが、大丈夫そうです。RAID-ZではなくRAID1だからでしょうか。
大量のファイルをコピーする時には、メモリの使用量が一杯になって転送速度が落ちるみたいですね。

こんなエラーがでました

S.M.A.R.T. のデーモンが動いてない!?

smartd_daemon is not running.

こんなエラーが出てS.M.A.R.T.情報が取れませんでした。
ログを見ると・・・

$ cat /var/log/messages

/usr/local/etc/rc.d/smartd-daemon: WARNING: /usr/local/etc/smartd.conf is not readable.

smart.confが読み込めてない?エラー・・・

同じような症状を発症している人も居るようで・・・

S.M.A.R.T. on FreeNAS-11.2-BETA3 – Warning: smartd_daemon is not running

とりあえず、このコマンドを実行してsmartd.confを作成すれば、S.M.A.R.T.の起動はできるようになりました。

$ cp /usr/local/etc/smartd.conf.sample /usr/local/etc/smartd.conf
    再起動($ /usr/local/etc/rc.d/smartd-daemon start)

でもFreeNASを再起動すれば何故かsmartd.confが無くなり、またS.M.A.R.T.の起動ができない状態に逆戻りです。

アップデートしたら

本日(2018-12-26)、FreeNAS-11.2-RELEASE-U1にアップデートしました。

USBメモリからの起動の場合のこのエラーの場合は、下記リンク先に解決策が書いてあったのですが、
FreeNAS-11.1-U5でsmartdがエラー

僕のインストールしたバージョン(FreeNAS-11.2-RELEASE)ではStrage -> Disksと辿っても、USBメモリは表示されてませんでした。

先ほど-U1にアップデートしたら表示されるようになり、S.M.A.R.T.チェック無しに変更できました。

次はネットワークの問題が・・・

次再起動したら、ネットワークに繋がらなくなって、
どうやらIPアドレスが設定されていないような感じです。消えちゃったのかな・・・

コンソールから以前と同じアドレスを設定しても、固定のアドレスは設定できないみたいで、

応急処置で、DHCPサーバ使って自動取得してみました。こちらはOK。

このアドレスを使ってWebから固定のIPアドレスを再設定しました。

何が問題だったのかというと、自分だけかもですが、Interface Name (インターフェイス名)を設定していなかったのが原因だったようです。入力必須のマークが付いてますね。とりあえずre0を設定したら上手く行きました。

再起動しても大丈夫そうです。

鹿児島県の出水市という所に住んでいまして、インターネット周辺で色々活動して行きたいと思ってるところです。 Webサイト作ったり、サーバ設定したり、プログラムしたりしている、釣りと木工好きなMacユーザです。 今はデータサイエンスに興味を持って競馬AI予想を頑張ってます。

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