FreeNAS マシンスペックの見直し
FreeNAS 11 の稼働を始めて7カ月ほど経ちますが・・・
予算の関係もあって、最初のマシン構成はこんな感じになっていました。
- CPU+MB: ASRock J4105 ITX (CPUオンボード)
- メモリ: シリコンパワー DDR4-2400(PC4-19200) 4GB×2枚
- HDD: シーゲート IronWolf 4TB 2個
- 電源: SilverStone SFX電源300W (SST-ST30SF-V2)
- ケース: RAIJINTEK METIS PLUSシリーズ Mini-ITX
- OS起動メディア: USBスティックメモリ 32GB
↓↓↓ 詳しくはこちらを御覧ください。
NASマシーン自作機を組み立てて、FreeNASをインストール
もっと快適に使うために、メモリ容量とハードディスクの数を見直しして増設しました。
変更点
- メモリ:8GB → 20GB に増設
- ハードディスク:1台増設して、RAID 1 → RAID Z へ変更
メモリはコピー等の処理を行うとすぐに容量を使い切ってしまい、コピーの速度が全く出ないので増設をしようと思いました。
ハードディスクは、使用可能領域に今は全く不満はなかったんですが、今後も考えて今のうちに3台のRAID Zに変更しようと思いました。
メモリ:8GB → 20GB に増設
FreeNasの最低メモリ容量が8GBということだったので、
4 x 4 = 8GB だと非常に苦しい運用でした。
大きいファイルをコピーし始めたらあっという間にメモリ使い切ってしまい、コピー速度も全く出ませんでした。
認識不足
DDRというものを全く認識不足していたのですが、
同じメーカーの、同じ容量、同じ時期に販売・・・となってなければ動かないと思っていました。
DDRという物は2枚さして初めて能力を最大限発揮するものだと。
でもこれは大きな認識不足でした。
DDRの利点は活かせませんが、全く別な物でも大丈夫、1枚1枚独立でもメモリの速さに比べたら体感できるほどの差は余りないんだ、と初めて知りました。さした分のメモリ容量さえ認識してくれればそれで良いんです。
モニターに出力などもしないからか、シングルチャンネルでも全くもって大丈夫なんだと分かりました。
合計20GBになって
4GB + 4GB = 8GB だったメモリ容量が
16GB + 4GB = 20GB に増設してからすごく快適です。
やっぱり FreeNAS 11 をギリギリの8GBで運用するのは厳しいものがありました。
無駄が出た
4GBの2枚中1枚を外して16GBの1枚を代わりに挿したので、4GBの1枚が無駄になってしまいました。
DDRの仕様の事をもっと知っていれば最初っから1枚の8GBを買う選択肢も出てきたはずなので、無駄が出てしまったことを後悔しました。
ハードディスク:1台増設して、RAID 1 → RAID Z へ変更
ハードディスクは当初、
4TB x 4TB でミラーリングしていました。
使用可能領域は4TBです。
予算の関係もあったし、ケースにセット出来る3.5インチディスクのが2台までだったというのもありました。
でも運用していくとどうしても3台構成のRAID Zにしたくなり、コピーした容量のまだ少ない今のうちに変更しようかな、となりました。
後からになればなるほどデータ移したりフォーマットしたり大変そうな感じだし。
4TBの使用可能領域でもまだ3TB以上の空きがあったので十分といえば十分だったんですが・・・
RAIDの再設定
RAID 1 → Z へ変更するにはHDDのフォーマットなどが必要になってくるので、データ移して、新しいHDDをセットしました。
データを退避するのが実は一番めんどくさかったりします。
RAID Z 設定はブラウザから設定できるので、新しいのを認識してくれれば何とかなります。あとは最初の設定の時と同じことをしていき、NAS化します。
4TB x 4TB x 4TB = 8TB (RAID Z) の使用可能領域になりました。
ケースの中
今のところ1台は固定せずにケースの中に置いている感じです。
これはいい方法を何か考えなければ・・・。