FreeNASの仮想マシン上に、DockerコンテナでNextCloudをインストールした話
NextCloudをFreeNASのプラグインからインストールしようとしたら、エラーが出てインストールできなかったため、
FreeNASの仮想マシン上に、DockerコンテナでNextCloudを構築した、というお話しです。
失敗
NextCloudを使ってみたくなったので、まず初めに試したのがFreeNASの公式プラグインでNextCloudをインストールすることでしたが、何回やっても途中で失敗するという結果で終わっていて、原因が分からなかったのでしばらく諦めていたんですが、
仮想マシン上にDockerコンテナで作るって手もあるな
最近ようやっとDockerに免疫が出来てきたこともあり、NextCloudのコンテナ構築出来ないか考えました。
私のFreeNASは非力なマシンで動いているため、仮想マシンの実行は無理がありそうな気がしなくもなかったですが、モノは試しとやってみました。
設定
まずはベースとなる仮想マシンの設定からです。
設定条件はこんな感じでやってみました。
- Ubuntu 20
- CPU: 2コア
- メモリ: 3GB (画像は2GBで作ってたときのものです。3GBは余裕があり過ぎたかも…)
- 容量: 30GB
仮想マシンでLinux起動までたいして躓くこと無く出来ました。
その後、通常通りDockerとcomposeインストールしてコンテナ作れるところまで設定準備が終わりました。
仮想マシンの使用感
SSDじゃないことを考えたら、想像より結構サクサクと動いている感じです。ストレス無く使えそうです。
NextCloudのコンテナを作っていきます
早速目的の、NextCloudのコンテナ作って起動させました。
docker-compose.yaml
version: '2'
volumes:
nextcloud:
services:
app:
image: nextcloud
container_name: project-nextcloud
ports:
- 8080:80
volumes:
- nextcloud:/var/www/html
#- ./sqlite:/var/www/html
environment:
TZ: Asia/Tokyo
restart: always
NextCloudの起動
少々もたつく事もあるにはあるんですが、大丈夫な範囲で使えてます。
最後に
- 普通はプラグインで使うほうが簡単だろうと思いました。
- 公式プラグインではMySQLをインストールしていたように見受けられましたが、どうせ個人的に使うので、軽くsqliteで良いんじゃない?と思ったので、Dockerで使うのも有りかもです。
- 次への課題として、FreeNASはファイルサーバ用途だけでしか使い方を考えていませんでしたが、プラグインや仮想マシンなどの技術も簡単に試せるので、少々良いスペックのPCにSSDとかで構築すれば用途も広がりそうと思いました。
以上になります。またお会いしましょう